空中店舗フィル・パーク
TEXT/雑誌「Nile‘s Nile 12月号」
上階がフィットネスクラブのフィル・パーク五反田。フィル・パークではエレベーターを設置しない3階建てが標準仕様だ。
土地活用というと、真っ先にアパートやマンション経営を思い浮かべる人も多いだろう。だが、総務省統計局が5年に1度公表している「住宅・土地統計調査」(平成25年)によると、全国の空き家数は820万戸で、5年前に比べ63万戸(8・3%)増加。空室率(総住宅数に占める割合)は13・5%と0・4ポイント上昇し、過去最高を記録している。今後も人口減少が進むことを考えると、初期費用が高く、20年近い投資回収期間を伴うマンション投資は、得策ではなくなってきたといえる。
では、これからは何がベストな選択といえるのか。マンションでなければ、商業ビルがいいのか、それともトランクルームなど他の活用方法にするべきか。その答えは、「コインパーキング+空中店舗」という新たなカテゴリーを創出し、一つのソリューションとして提供しているフィル・カンパニーを利用すること。具体的には1階を空室リスクのないコインパーキングにし、その上部空間を有効利用する“空中店舗フィル・パーク”を建設するというものだ。
空中店舗フィル・パーク
TEXT/雑誌「Nile‘s Nile 12月号」
高級住宅街に位置するフィル・パーク目黒青葉台。土地の形状に合わせ、収益と投資効率を最大化させる設計がフィル・カンパニーの強み。
まず、その土地の周辺マーケットを徹底的に調べ、出店ニーズのあるテナントを探る。そして、そこで集客できる業種、業態までをしっかりと見極める。駐車場の上にただ店舗を造ればいいということではなく、土地のニーズに即したものでなければ意味がないという同社の考えのもと生まれた新しい事業モデルである。フィル・カンパニーでは、初期テナントの誘致保証をしており、企画の実現性が確実となっている。また、入居テナントとの契約は定期建物賃貸借契約を結ぶため、投資回収プランがかなり明確だ。
全国の都市圏を中心に143棟(平成30年8月末現在)の空中店舗フィル・パークの受注実績を誇るフィル・カンパニーが誘致したテナントは、飲食店、事務所、美容院、アパレル、保育園、スポーツクラブ、障がい児向け学童施設、インターナショナルプレスクールなど多種多彩。駐車場の使いやすさを考慮しながら柱の位置はセンチ単位で設計を調整する。またテナントに選ばれる建物にするため、入居テナントの集客に寄与する建物のデザインにも強いこだわりを持つ。初期投資は、テナントへスケルトンでの提供が基本であるため、住宅のように内装コストがかからないというメリットもある。共用部分をできるだけ少なくすることで、ランニングコストも抑えられる。
こうしてフィル・カンパニーがコンサルティングから企画、設計、施工までをワンストップで行うことも大きなメリットだといえるだろう。
駐車場のままだと味気なく寂しくなりがちな街の一画に、店舗の明かりをともすことで、街を明るくするという狙いもある。その土地に合ったテナントを誘致することで、町のポテンシャルが上がり、活性化していく。将来を見据え、土地の個性を重視した効率的で安心な土地活用。新たな選択肢の一つとして、検討してみてはいかがだろうか。