実績紹介08_フィル・パーク関内不老町Ⅱ
フィル・パーク関内不老町Ⅱ
関内に見込まれた宿泊ニーズ。裏路地の暗がりに、新たな賑わいが広がる。
横浜市の中区にある関内は、戦時中に空爆で焼かれ、戦後には占領軍に接収されるという戦禍を超えて、「都市デザインを成熟させたまち」へと発展した国内有数のエリアである。繁華街や横浜スタジアムなど商業施設も多く、また関内駅から少し歩けば伊勢佐木町、横浜中華街、馬車道などに繋がっていく、言わば横浜の中核地だ。
人が集まり賑わいを感じられるエリアであるものの、駅南口を出て新横浜通りを渡り、細道を進んでいくにつれて様相が変わっていく。飲食店やコンビニ、ドラッグストア等の店舗が点在するも、人通りはさほど多くない。
そのようなロケーションで企画されたのが、フィル・パーク関内不老町Ⅱである。関内が持つ様々な可能性を見つめながらテナントニーズが導き出され、11台駐車可能なコインパーキングの上空にホステルの入居を経て完成した。
夜になると、周囲の景観は一変する。暗がりが目立ち、1人で歩くにはやや心もとない。そんな中、関内不老町Ⅱの灯りと観光客たちの賑わいが、関内西側のまちと人を優しく照らしていく。
コインパーキングがフィル・パークに変わったことで、まちの姿にも明るい変化をもたらした。
Data.物件情報
- 竣工2018年7月
- 住所神奈川県横浜市中区不老町1-4
- 3F宿泊施設:40.38坪
- 2F宿泊施設:50.08坪
- 1F宿泊施設:17.58坪
- 1Fコインパーキング