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2026.03.31 土地活用節税対策駐車場経営

駐車場での土地活用は儲からない? メリット・デメリットと+αの活用法まで解説

この記事の監修者
垣内 典之一級建築士垣内 典之

土地オーナー様から「空き地をどうにかしたいが、アパートを建てるほどの資金はない」というご相談をよくいただきます。
その対策として、駐車場による土地活用は一般的な選択肢の一つです。しかし、初期費用がかからないという理由だけで駐車場を選択した場合、収益によっては「税金負け」となる可能性があるのも事実です。

本記事では、駐車場経営について、これまで多様な土地条件で土地活用を提案してきた知見をもとに、収益の限界とその突破方法をわかりやすく解説します。

【この記事で解説すること】

  • 駐車場という土地活用は初期費用が安い
    30坪程度なら50〜150万円から始められます。アパート経営に比べ、圧倒的に少ない資金で着手可能です。
  • 駐車場経営の現実
    初期費用が比較的少なく参入がしやすい一方で、競合が増えやすいという特徴があります。また、収益性は決して高くなく、固定資産税の優遇措置もないため、「税金負け」が発生するケースも見られます。
  • 高収益を目指した新たな活用方法の検討
    収益性を高める土地活用として「駐車場+空中店舗」や「ガレージ付き賃貸」といった活用も有効です。

周辺の競合との差別化を図り、駐車場を活かしながら新たな土地活用で高い収益性を目指したい方は、下記よりお気軽にご相談ください。

駐車場による土地活用のメリット

駐車場による土地活用は、初期費用を抑えつつ、早期に収益化を図れる点が大きな魅力です。ここでは、その具体的なメリットについてわかりやすく解説します。

1. 放置による固定資産税の負担増を防ぐ

土地は所有しているだけで固定資産税や都市計画税がかかります。更地のまま放置していても税金は発生し続けるため、そのままではマイナスの資産となりかねません。
駐車場として活用することで、得られた賃料収入をこれらの税金支払いに充てることができ、実質的な家計や経営の負担を抑えることが可能です。まずは「赤字を食い止める」ための、現実的で着手しやすい手段といえます。

2. 土地の維持管理費をカバーする安定収入

空き地を放置すると、雑草の処理や不法投棄の対応など、定期的な維持管理費や手間が発生します。
駐車場として整備・稼働させることで、毎月安定した賃料収入が得られるだけでなく、管理会社に委託することで草むしり等の細かな管理の手間も手放すことができます。
月極駐車場であれば、一度契約が決まれば毎月一定の収入が見込めるため、維持管理費を相殺しながら安定的に運用できます。

3. アパート経営などに比べて初期費用が安い

アパートやマンションの建築には数千万円から数億円の初期投資が必要ですが、駐車場経営は建物を建てないため、数百万円程度の自己資金で始めることが可能です。
また、特にコインパーキングの場合は、運営会社による一括借り上げ(サブリース)を活用することで、初期費用を抑えてスタートできるケースもあります。

駐車場には大きく分けて2つの運営方式があり、「土地の特性」と「求める運営スタイル(収益性・初期費用・管理の方法・リスク)」によって、最適な選択肢は異なります。それぞれの特徴は以下の通りです。

項目 駐車場経営
(コインパーキング)
アパート・マンション経営

初期投資額

約50万〜500万円

約5,000万〜数億円

主な費用内訳

舗装、精算機、看板、照明

建物本体工事、外構、設計費

借入の必要性

比較的低い
(自己資金で可能)
ほぼ必須
(アパートローン等)

準備期間

1ヶ月程度

1年以上
(計画・建築期間含む)

撤退の容易さ


(更地に戻しやすい)

(解体費用と時間がかかる)

4. 将来的に他の用途へ転用しやすい

駐車場には建物を建てないため、借地借家法の適用を受けません。そのため、アパートのように入居者の立ち退き交渉で揉めるといった法的リスクがなく、1ヶ月〜数ヶ月前の通知で契約を解除し、更地に戻すことが可能です。
「数年後には子供に家を建てさせたい」「将来的にタイミングを見て高く売却したい」など、数年単位での計画変更が予想される場合でも、柔軟に対応できる「土地の暫定活用」として非常に優秀な選択肢です。

駐車場の活用を検討したうえで、ご自身の土地に合った活用方法を具体的に検討したい方は、以下からお気軽にご相談ください。

駐車場による土地活用の初期費用と維持費の相場

駐車場経営を始めるにあたり、実際にどれくらいの費用がかかるのか、現場の相場感を解説します。

アスファルト舗装や機器設置にかかる初期費用

ご自身で整備・運営を行う場合(自営方式)、以下の初期費用が目安となります。

  • アスファルト舗装 : 1㎡あたり約3,000円〜8,000円(地盤の状況や重機の搬入可否により変動)
  •  車止め・白線引き : 1台あたり約10,000円〜30,000円(設置やライン引きを業者に依頼する場合)
  • 精算機・フラップ板(コインパーキングの場合): 数百万円〜(規模による)

例えば、30坪(約100㎡)の土地をアスファルト舗装の月極駐車場にする場合、おおよそ50万円〜150万円程度の初期投資が目安となります。砂利敷きであればさらに安く抑えられます。

駐車場経営にかかる月々の維持費

駐車場を運営していく上で、毎月以下のような維持費(ランニングコスト)が発生します。

  • 管理委託費: 賃料収入の約5%〜10%
    (管理会社に募集や清掃を委託する場合)
  • 固定資産税・都市計画税 :毎年発生(※1)
    (アパート等の住宅を建てた場合と異なり、駐車場は「小規模住宅用地の特例」が適用されません。そのため、更地と近い、高い税率のままとなります)
  • 消費税 :設備を設けた駐車場の場合は課税対象(※2)
    (単なる青空駐車場ではなく、アスファルト舗装やフェンスなどの設備を設けて貸し出す場合、駐車場使用料は消費税の課税対象となります
  • 修繕費: 蛍光灯の交換、白線の引き直し、アスファルトのひび割れ補修など
  • 電気代等: コインパーキングの場合や照明設備がある場合

これらを差し引いた金額が「実質利回り」となります。事前に精緻なシミュレーションを行うことが、失敗を防ぐための重要なポイントです。

駐車場経営を始める手順と注意点

空き地を駐車場として活用する場合、計画から運営開始まで確実なステップを踏む必要があります。駐車場には、「月極駐車場」と「コインパーキング」の2つの主要な運用方法があります。それぞれの運用方法の特徴を理解し、活用を検討している土地の条件との相性を見極めることが成功の秘訣です。

本章では、駐車場の運用方式による比較、競合調査をはじめ、駐車場経営を始めるまでの手順と注意点を解説します。

月極駐車場とコインパーキングの違い

駐車場には大きく分けて2つの運営方式があり、「土地の特性」と「求める運営スタイル(収益性・初期費用・管理の方法・リスク)」によって、最適な選択肢は異なります。それぞれの特徴は以下の通りです。

比較項目 月極駐車場 コインパーキング

適した立地

住宅街、郊外

駅前、商業施設周辺、病院近く

収益の性質

長期・安定
(賃料固定)
短期・変動
(利用時間に応じる)

初期投資

低い
(砂利、ロープ程度でも開始可能)
比較的高額。
(舗装、精算機、看板等が必要)

管理の方法

自主管理 または 管理委託

自主管理 または 管理委託
(一括借り上げ方式を利用すれば実質ゼロも可能)

主なリスク

空きが出ると収入ゼロ

周辺競合による稼働率低下

立地調査と需要予測の重要性

駐車場経営の成否は、事前の立地調査に大きく左右されます。以下のポイントを中心に確認を行いましょう。具体的なデータを把握することで、より客観的な判断が可能です。

  • 周辺の競合状況:近隣駐車場の稼働率や料金相場
  • 道路付け:車の出し入れがしやすい幅員(最低4m以上)があるか
  • 隠れた需要:周辺のマンションで駐車場が不足していないか

駐車場経営を始めるまでの具体的な流れ

駐車場経営を始めるまでの一般的なタイムラインは以下の通りです。

  1. 調査・プラン策定:現場調査と収支シミュレーションの作成(約2〜3週間)
  2. 契約・許認可:運営会社との契約、必要に応じた行政への申請(約1〜2週間)
  3. 工事・整備:アスファルト舗装や機器の設置(約1〜2週間)
  4. 募集・オープン:看板設置や利用者募集の開始

月極の場合は1〜2ヶ月、コインパーキングの場合は業者選定を含め2〜3ヶ月程度が目安となります。

駐車場による土地活用のデメリット ー「儲からない」と言われる4つの理由ー

「駐車場経営は儲からない」という声をインターネットなどでよく見かけるかもしれません。実際、駐車場特有の仕組みやリスクを理解せずに始めてしまい、後悔するケースも少なくありません。
ここでは、駐車場経営の主なデメリットと、その理由を解説します。

1. 「住宅用地特例」が適用されない税金負担の重さ

駐車場経営が赤字に陥る大きな要因の一つは、税金負担に対して収益性が低い点です。

  • 住宅用地(アパート・マンション等):固定資産税の課税標準額最大6分の1まで軽減される。
  • 駐車場(更地扱い):軽減措置が適用されず、固定資産税がそのまま課税される。※1

このように、駐車場は税制上の優遇を受けられないため、土地に対する固定費(税負担)が相対的に重くなります。

その結果、賃料収入とのバランスが取りづらく、特に賃料相場が低いエリアでは得られる収入よりも税金の支払いが上回る「税金負け」の状態に陥るリスクがあります。

2. 「平面」活用による収益の限界

一般的な青空駐車場(未舗装)やコインパーキングなどの平面駐車場は、土地を平面的にしか活用できません。

アパートやマンションは上層階へ建物を伸ばすことで収益を積み上げることが可能ですが、駐車場は普通車1台あたり約15㎡のスペース(車路込みで20〜25㎡程度)が必要となり、区画の広さや条件によって収益に上限があります。(※3)


▼ 地方都市の住宅街(30坪/約100㎡)を活用した場合の比較

  • アパート(参考)
    2階建て以上にすることで複数戸分の家賃(約30万円〜)を得られるなど、建物の規模に応じて収益を積み上げることが可能です。
  • 月極駐車場
    最大でも5台分程度になります。1台6,000円とすると月額約3万円が売上の上限となり、それ以上収益を伸ばすことができません。

このように、駐車場は土地の使い方が平面に限定されるため、稼働率が100%であっても、収益を大きく伸ばしにくい点がデメリットといえます。

もちろん、アパート等の建物でも税金や維持費がかかるほか、立地や戸数によって収益には一定の上限があります。
しかし、建物の場合は上層階の活用などによって収益を積み上げていく余地があるのに対し、駐車場は区画数そのものを増やしにくく、売上の伸びしろが限定されやすい構造です。

さらに、駐車場は「住宅用地の特例」が適用されず固定資産税が割高になる(※1)ため、限られた売上から経費を差し引くと手残りがごく僅かになる点も課題です。

3. 参入障壁が低いことによる「価格競争」

駐車場は設備がシンプルで誰でも始めやすいため、周辺に競合が増えやすい特徴があります。

  • 差別化が難しい
    看板や精算機などで大きな差をつけにくく、利用者は「少しでも安い駐車場」を選ぶ傾向があります。
  • 値下げ競争になりやすい
    近隣に大型駐車場ができたり、新たな駐車場が増えたりすると、最終的には価格でしか対抗できず、収益が下がってしまうケースもみられます。

4. 駐車場運営におけるトラブルや「管理の手間」のリスク

駐車場を個人で運営する場合、利用者対応や設備管理といった運営上の手間が発生します。

  • 賃料滞納・放置車両(月極駐車場の場合)
    連絡が取れなくなるケースや、最悪の場合は車両が放置されてしまうこともあります。強制撤去には多くの時間と法的コストがかかり、数年分の利益が失われる可能性もあります。
  • 設備トラブルや不法投棄(コインパーキングの場合)
    コインパーキングの無人運営は、人件費が不要な点がメリットである一方、精算機の釣り銭切れやフラップ板の故障、ゴミの不法投棄などのトラブルが発生した場合、緊急対応を迫られるリスクがあります。

このように、運営自体はシンプルに見えても、実際には継続的な管理対応が必要となる点がリスクといえます。

駐車場のこうした課題は、単に運営方法を工夫するだけでは解決が難しいケースも少なくありません。
そのため、土地のポテンシャルを最大限に引き出すには、活用方法そのものを見直すことが重要です。

検討前に知っておきたい「駐車場経営」の法的ルールと契約

安全で健全な運営のためには、主に以下のような3つの法律を遵守する必要があります。

  1. 駐車場法(設置の届け出):
    都市計画区域内で、路外駐車場で面積が500㎡以上かつ料金徴収を行う場合、市町村への届け出が義務付けられています。構造や設備に関する基準もあるため、設計段階での確認が求められます。
  2. 建築基準法・消防法(安全確保)
    精算機の屋根や管理棟を設置する場合、「建築物」として確認申請が必要になるケースがあります。
  3. 条例による制限
    自治体によっては、緑化義務やアイドリングストップの看板設置などが条例で定められている場合があります。

また、運営上のトラブルを防ぐためには、事前のルール整備も重要です。月極駐車場では「支払い条件(前払いなど)」の明記、コインパーキングでは「料金表示の分かりやすさ」の徹底、さらに事故発生時の「免責事項」を契約に盛り込むことで、経営リスクを抑えることができます。

駐車場による土地活用と税金・相続対策

相続した空き地の活用方法として駐車場を選択するケースも多く見られます。
ただし、これまで述べてきたように、駐車場は初期費用を抑えやすい反面、アパートなどの「住宅」と比べると税制優遇の適用ハードルが高くなっています。そのため、アパートのような強い節税効果は期待しにくい傾向があります。条件によっては限定的な税金・相続対策にとどまる点には注意が必要です。もし、本格的な相続対策として「住宅」の活用をご検討の場合は、選択肢の一つとして、駅から離れた郊外の土地でも高い収益化を図りやすい「賃貸ガレージハウス」という方法もあわせてご検討ください。

ここではまず、駐車場経営における税金・相続対策の仕組みと、その適用条件や限界について詳しく解説します。

〈駐車場経営が相続税対策になる仕組み〉

土地を第三者に貸し出して賃料を得る駐車場(貸付事業)として運用している場合、その土地は「貸付事業用宅地等」として扱われます。これにより、自身で利用しているだけの更地と比較して、土地の相続税評価額を引き下げることができ、結果として相続税の負担軽減につながる仕組みです。

小規模宅地等の特例適用の条件

相続税を減額できる「小規模宅地等の特例」を駐車場に適用するには、いくつかの条件があります。

  • 構築物の存在
    ロープ引きや砂利敷きではなく、アスファルト舗装や車止めなど、事業に供するための整備がさせていること。
  • 継続性
    被相続人の生前から相当期間、継続して貸付事業が行われていること。

適用される場合、200㎡までの部分について評価額が50%減額されますが、更地のままでは対象外となります。※4

舗装の有無による税金負担の違い

駐車場を「未舗装」にするか「アスファルト舗装」するかで、税務上の扱いが変わります。目先の費用だけでなく、税制全体を見据えた判断が重要になってきます。

  • 青空駐車場(未舗装)
    設備投資がないため償却資産税はかかりませんが、上述の小規模宅地等の特例は受けられません。
  • アスファルト舗装
    舗装部分が「構築物」とみなされ償却資産税の課税対象になる場合があります(※5)が、相続税の減額特例を受けられる可能性が高まります。

このように、駐車場経営は一定の相続税対策として機能するものの、アパートなどの「住宅」を建てた場合と比較すると、税制優遇による効果は限定的になりやすい傾向があります。

そのため、より高い節税効果や収益性を重視する場合には、「住宅」としての土地活用もあわせて検討することが重要です。
例えば、駅から離れた郊外の土地でも高い収益性が期待できる「賃貸ガレージハウス」という選択肢も考えられます。

駐車場の収益性をさらに高める土地活用法

ここまで解説してきたように、青空駐車場や一般的なコインパーキングでは土地の利用が「平面」にとどまり、収益性には限界があります。一方で、アパートやビルの建築には多額の初期投資が必要となるため、リスクの大きさに不安を感じるオーナー様も多いはずです。

そこで、駐車場としての機能を活かしながら、上部空間に「店舗」や「住宅」を組み合わせることで、収益性の向上を図る「駐車場+α」といった土地活用の考え方もあります。以下に、その具体的な方法の事例をいくつかご紹介します。

商業エリアの狭小地・裏通り向け:駐車場+空中店舗で収益を最大化

駅周辺や商業エリアにおいては、狭小地や裏通りといった「一般的なビルを建てるのは難しい」と思われがちな土地も少なくありません。こうした土地では、平面駐車場のままではポテンシャルを十分に活かしきれていないケースが多くみられます。

そこで、1階を駐車場として活用しながら、その上部空間を有効活用することで収益性の向上につなげることができます。その代表的な例の一つとして、弊社の事業である「フィル・パーク」をご紹介します。

駐車場と空中店舗を組み合わせた活用で収益を最大化した事例(フィル・パーク新宿三番街Ⅰ)駐車場と空中店舗を組み合わせた活用で収益を最大化した事例
(フィル・パーク新宿三番街Ⅰ)

フィル・パークは、1階をコインパーキングとして活用し、その上部空間に空中店舗を設けることで、限られた土地から安定的な収益を生み出す商業テナントビルの土地活用モデルです。

フィル・パークには、以下のような強みがあります。

  • 駐車場の収益+上部空間のテナント収益
    導入ハードルが低いコインパーキングの安定収入を得つつ、上部空間のテナント賃料によって新たな収益を得ることができます。また、駐車場利用者がそのまま店舗の顧客になるなど、異なる業態の相乗効果も期待できます。
  • 徹底したマーケット調査とテナント誘致力
    事前のマーケット調査をもとに、その土地に求められているニーズを把握したテナント誘致を行います。また、原則として「初期テナント誘致保証(※6)」が付帯するため、新築時の空室リスクを抑え、投資回収の予定を明確に描くことが可能です。
  • 駐車場の収益を活かす「センチ単位」の建築設計力
    一般的な建築設計では柱が太くなり駐車場スペースが削られてしまいますが、フィル・パークは建築基準をクリアしながら、1台でも多く駐車台数を確保する「センチ単位」での設計ノウハウを保有しています。
  • マンション建設よりも投資回収の早い中期利用モデル
    駐車場運営の低投資性と、商業テナントビルの収益性を組み合わせることで、投資効率の向上を図ることができます。一般的なマンション・アパートと比較して初期投資を抑えやすく、条件によっては比較的早期の投資回収が期待できます。また、狭小地や裏通りなど「難しいかもしれない」とされてきた土地でも、活用の選択肢として検討しやすい点も特長です。
  • 企画からテナント誘致までワンストップでサポート
    企画(収支プラン)から設計、建築工事、初期テナント誘致、建物管理(※7)まで、全工程を弊社グループでサポートいたします。初めての商業ビル経営でも安心してご検討いただけます。

このように、駐車場の手軽さを活かしながら、収益性の向上と地域活性化の両面に貢献できるのが、フィル・パークの特長です。

投資回収が早いフィル・パーク

項目 駐車場 駐車場+商業ビル
(フィル・パーク)
マンション・アパート

投資回収期間

短期利用
(1〜5年)
中期利用
(5〜20年)
長期利用
(20年以上)

初期投資額

特徴

・初期投資が0円〜始められる
・撤退や転用がしやすい
・駐車場収益が安定しているが、収益規模には上限もある
・初期投資が比較的少ない
・駐車場の安定収入に加えテナントからの収入がある
・初期投資が大きく、改修に時間がかかる
・すぐにやめられない
・家賃収入により大きな収益が期待できる

郊外の土地向け:車庫×住宅で高収益と節税を狙う「賃貸ガレージハウス」

一方、駐車場経営の弱点である「税金負け(固定資産税等が収益を上回る)」を防ぐには、土地の上に建物を建てて「住宅用地」として活用することが有効な対策の一つです。しかし、駅から遠い郊外の土地では、一般的なアパートを建てても、立地の影響を受けやすく、空室のリスクがつきまといます。

そこで、駅から遠い土地でも高い需要と収益が期待できる「住宅」の土地活用として、弊社が提案するのがガレージ付賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」です。

1階に広いガレージ、2階に快適な住居空間を備え、愛車と暮らしを両立できる点で、一般的な賃貸住宅とは異なる魅力があります。

駐車場と住宅を融合させたプレミアムガレージハウス駐車場と住宅を融合させたプレミアムガレージハウス

プレミアムガレージハウスの主な特徴とメリット

  • 郊外でも高収益・立地に左右されない安定経営
    車・バイクの愛好者や、趣味で利用する特定層からのニーズが高い賃貸ガレージハウス。一般的なアパート・マンションと差別化できるため、郊外の立地でも一定のニーズが見込めるため、賃料下落のリスクを抑えながら、収益の確保を目指すことができます。
  • 希少性が高く安定した入居率
    賃貸ガレージハウスは一般のアパートに比べてニーズ特化型の土地活用として差別化が可能です。また、プレミアムガレージハウスは、独自の入居待ち登録システムを通じて、入居待ち登録者に空室・新規物件情報を随時案内しているため、退去後の空室リスクを下げ安定的な集客に繋げます。さらに、長期入居の傾向があり、退去リスクが低いのも特長です。
  • 初期投資や運用コストを抑えた、効率的な活用
    プレミアムガレージハウスには廊下やエレベーターなどの共有部がないため、初期投資&メンテナンスコストを大幅に削減できます。さらに、敷地や予算に応じて棟数・戸数を柔軟に調整でき、無理のない投資計画が立てられます。
  • 節税効果も期待でき、安定経営で次世代も安心
    ガレージハウスは住居扱いとなるため、固定資産税や相続税の評価額軽減につながる可能性があります。さらに希少性が高いため、高い収益性と長期安定経営が期待できます。資産を有効活用しながら次世代への資産継承をスムーズに進められます。

ただ車を停めるだけの平面駐車場から、愛車との暮らしや趣味の時間を快適に楽しめる環境を提供する賃貸ガレージハウス経営へ。一般的なアパート経営と差別化を図りながら、長期に安定した経営を目指したいオーナー様にとって、有力な選択肢の一つとなり得ます。

プレミアムガレージハウスとその他土地活用の比較

項目 プレミアム
ガレージハウス
アパート・マンション 月極駐車場 ストレージ

安定性
(入居率)

収益性
(投資回収期間)

収益性
(手残り)

節税効果

活用可能立地範囲

投資ハードル

※当社独自調べ

まとめ:駐車場経営の「限界」を見極め、土地の価値を最大化する

本記事では、駐車場による土地活用のメリットと、その裏にある現実について解説してきました。駐車場経営に関する重要なポイントは以下の3つです。

①手軽だが「限界」がある
初期費用が比較的安く始めやすい一方で、価格競争に巻き込まれやすく、青空駐車場単体では収益に限界が生じやすいという特徴があります。

②「税金負け」のリスク
アパートのような税制優遇がないため、立地によっては固定資産税などの負担が収益を上回ってしまう可能性があります。

③打開策の一つとなる「駐車場+α」という選択肢
駐車場の利便性を残したままの活用法として、上部空間を「空中店舗」にする方法や、「賃貸ガレージハウス」とする方法があります。これらの活用方法は、土地のポテンシャルを引き出し、収益性の向上につながる選択肢の一つです。

駐車場は現実的な土地活用のスタートラインですが、最も収益性につながる手法は立地条件によって大きく異なります。土地の特性や目的に応じて、最適な活用方法を見極めることが重要です。

駐車場を活かしながらも新たな土地活用で収益性の向上を目指したい方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

【出典・参照元リンク】

※1 参照元:総務省「地方税制度|固定資産税」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_15.html

※2 参照元:国税庁「No.6213 駐車場の使用料など(消費税)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6213.htm

※3 参照元:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」
https://share.google/KrG1xnWe1GE3gk7GR)

※4 参照元:国税庁「No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例(小規模宅地等の特例)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4124.htm)

※5 参照元:東京都主税局「償却資産の評価に用いる耐用年数」
https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/work/shokyak_sis/taiyo_nensu

 ※6 保証賃料は、竣工後の経過期間に応じて変動いたします。立地・希望賃料等の条件によっては誘致保証ができない場合があります。詳細は担当者にご確認ください。 

※7 物件管理は管理会社をご紹介いたします。

この記事の監修者

垣内 典之

株式会社 PROPUP 代表取締役/一級建築士

石川県金沢市出身。千葉大学大学院修了(建築学)。建築設計監理からキャリアをスタート、環境性能に係る設計審査業務、企業不動産(CRE)戦略、ファシリティマネジメント(FM)コンストラクションマネジメント(CM)等を経験。建築・不動産・ITを横断的に繋げ、高次元のプロパティ・マネジメントを実現するべくPROPUPを設立。

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