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2024.08.21 土地活用

成功・失敗事例合わせて13選から学ぶ土地活用のコツ:田舎で収益を得るためのアイデアも満載

この記事の監修者
垣内 典之一級建築士垣内 典之

土地を所有しているものの、うまく活用できていない土地オーナー様は多いのではないでしょうか。土地活用は、収益を得るチャンスであると同時に、リスクも伴う取り組みです。本記事では、プロの建築士の視点から、成功事例と失敗事例を交えながら、土地活用のコツを解説します。田舎で実践できる収益性の高いアイデアも満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

土地活用の基本概念と成功例の重要性

土地を所有していても、有効に活用できていない方は多いのではないでしょうか。土地活用は、所有する土地から収益を生み出すための方法です。不動産投資の一形態として捉えられることもありますが、売買による投資以外にも、さまざまな土地活用があります。適切な土地活用により、安定的な収入を得ることができます。ここでは、プロの視点から土地活用の基本概念と成功例の重要性について解説します。

土地活用とは何か?プロが解説

土地活用とは、所有する土地を有効に利用して収益を得ることを指します。具体的には、アパートやマンションの建設、駐車場やトランクルームの運営、太陽光発電設備の設置などが挙げられます。

土地活用の方法は多岐にわたりますが、いずれも土地の価値を最大限に引き出すことを目的としています。

土地活用を行う際には、以下の点に注意が必要です。

  • 立地や需要に基づいた適切な活用方法の選択
  • 収益のシミュレーション 
  • 事業の収支計画と資金調達方法の検討
  • 十分な自己資金の準備
  • 法的規制や手続きの確認と対応
  • 専門家との連携による適切な運営・管理体制の構築

土地活用を行う上での基本的な準備には、以下のようなステップが含まれます。

1.目的の明確化
土地活用の目的を明確にすることが第一歩です。目的は収益の最大化、資産価値の向上、税金対策、環境保護、社会貢献などさまざまです。これにより、どのような活用方法が最適かを判断しやすくなります。

2.土地の現状分析
土地の現状を詳細に把握するためには、以下の要素を考慮します。

  • 位置とアクセス:土地の場所や交通の便
  • 土地の形状と面積:土地の形や大きさ
  • 周辺環境:周囲の環境や近隣の施設、住民の属性
  • 法的規制:都市計画法や建築基準法などの規制

3.市場調査と需要分析
市場の動向を調査し、土地活用に対する需要を分析します。地域の人口動態、経済状況、競合の状況などを把握し、どのような用途が高い需要を持つかを評価します。

4.土地活用の選択肢検討
土地の特性や市場のニーズに基づいて、複数の活用方法を検討します。以下は一般的な土地活用の例です。

  • 賃貸住宅:アパートやマンション、一戸建て住宅の建設
  • 商業施設:ショッピングモール、スーパーマーケット、レストランなどの設置
  • 駐車場 :駐車スペースの提供
  • 農業利用:都市近郊農業や観光農園
  • 公共施設:公園、学校、医療施設などの建設。

5.コストと収益のシミュレーション
各選択肢に対して、初期投資コスト、運営コスト、予想される収益をシミュレーションします。これにより、もっとも効率的で収益性の高い方法を選定することができます。

6.資金調達の計画
土地活用には多くの資金が必要です。自己資金、銀行からの借入、共同出資など、どのように資金を調達するかを計画します。

7.専門家との連携
土地活用には法的、技術的な知識が必要です。建築士、土地家屋調査士、不動産コンサルタント、税理士などの専門家の協力を得ることで、計画をスムーズに進めることができます。

8.許認可の取得
土地活用を進めるためには、各種許認可が必要です。建築確認申請や都市計画法に基づく許可など、必要な手続きをもれなく、正確に行います。

9.事業計画の策定
最終的に、詳細な事業計画を策定します。計画には、事業の目的、活用方法、コストと収益の見積もり、資金調達計画、運営計画などを盛り込みます。

10.実行と管理
計画に基づいて実行し、その後の運営と管理を行います。定期的な見直しと改善を行うことで、長期的な成功を目指します。

土地活用は多岐にわたる知識と準備が必要ですが、しっかりと計画を立てて進めることで、資産の有効活用が可能になります。

土地活用において成功例を学ぶべき理由とその効果

土地活用の成功例を学ぶことは、自身の土地活用を検討する上で非常に有益です。成功事例から学ぶべき点は以下のとおりです。

  1. 立地や需要に合わせた適切な活用方法の選択
  2. 収益性を高めるための工夫や差別化ポイント
  3. リスク管理や運営・管理体制の構築方法

成功例を参考にすることで、自身の土地活用計画をより具体的に検討できるだけでなく、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。また、先行事例から学んだノウハウを活かすことで、より効果的な土地活用を実現できる可能性が高まります。

土地活用でよくある疑問と解決策

土地活用を検討する上で、多くの方が抱える疑問や不安があります。よくある疑問とその解決策を以下に示します。

Q1. 土地活用を始める際にまず何をすべきですか?
A1. 最初に行うべきことは、土地の現状分析と市場調査です。土地の位置、形状、面積、法的規制、周辺環境を把握し、ターゲットとする市場の需要を確認します。その後、目的を明確にし、どのような活用方法が最適かを検討します。

Q2. 土地活用にはどのくらいの費用がかかりますか?
A2. 活用方法によって異なりますが、建設費や設備投資、運営・管理費用など、一定の初期投資と継続的なコストが必要です。適切な収支計画を立て、必要な資金を確保することが重要です。

Q3. 土地活用による収益はどの程度見込めますか?
A3. 立地や需要、活用方法によって収益性は大きく異なります。専門家と連携して市場調査を行い、現実的な収支シミュレーションを行うことが不可欠です。

Q4. 土地活用に関する法的規制にはどのようなものがありますか?
A4. 都市計画法や建築基準法など、さまざまな法的規制があります。都市計画法は都市の計画的な開発や整備を目的とし、建築基準法は建築物の安全性や衛生面を規定しています。
これらの法律に基づき、用途地域や建築制限が設けられています。不動産の専門家や行政書士などと連携し、必要な手続きを適切に行うことが求められます。

Q5.土地活用にはどのような種類がありますか?
A5. 土地の活用方法は多岐にわたります。一般的には、住宅地開発(アパート・マンション)、商業施設の建設、駐車場の運営、農業利用、公共施設の設置などが考えられます。土地の特性や市場の需要に応じて、最適な方法を選択します。

Q6. 土地活用に必要な資金はどのように調達すれば良いですか?
A6. 資金調達には、自己資金の他に、銀行や信用金庫からの融資、クラウドファンディングや投資家からの資金調達があります。事業計画書を作成し、金融機関に提出することで、融資を受ける準備をします。複数の資金源を組み合わせることで、リスクを分散することができます。

Q7. 土地活用の計画を進める際に、専門家の助けは必要ですか?
A7. はい、専門家の助けは非常に重要です。土地活用には法的、技術的な知識が必要ですので、建築士、土地家屋調査士、不動産コンサルタント、税理士などの専門家に相談することで、計画をスムーズに進めることができます。

Q8. 土地活用の収益性を高めるためのポイントは何ですか?
A8. 収益性を高めるためには、土地のあるエリアで需要の高い活用方法を選定することが重要です。さらに、コスト管理を徹底し、効率的な運営を行うことも必要です。

Q9. 土地活用のリスクについて教えてください。
A9. 土地活用には、賃料の値下げや需要の変化、金利上昇、自然災害などのリスクがあります。これらのリスクを最小限に抑えるために、綿密な市場調査とリスク管理を行い、柔軟な対応策を準備しておくことが重要です。

Q10. 土地活用のための資金計画を立てる際の注意点は何ですか?
A10. 資金計画を立てる際は、初期投資だけでなく、運営コストや予備費用も考慮に入れる必要があります。また、収益予測を慎重に行い、収支のバランスを見極めることが重要です。複数のシナリオを想定し、リスクに対応できる計画を立てることが求められます。

土地活用は、収益性の高い不動産投資として注目されていますが、適切な知識と対策が必要不可欠です。成功事例を参考にしながら、専門家のサポートを受けることで、安定的な収益を得ることができるでしょう。

土地活用の成功例:具体的な事例やトレンドとそのポイント

土地活用の方法はさまざまありますが、その中でもとくに注目されているのがアパート・マンション経営です。ここでは、プロの視点から見たアパート・マンション経営の成功事例を具体的に紹介します。これらの事例から学ぶことで、土地オーナー様が収益性の高い土地活用を実現するためのヒントが得られるでしょう。

アパート・マンション経営の成功事例

アパート・マンション経営の成功事例をご紹介する前に、意識するべき成功へのステップをご確認ください。

1. 土地活用の相談をする ・専門家と相談する前に、土地の用途や建ぺい率を調べる

・不動産会社や建設会社と相談し、活用プランを考える

2. 土地の診断 ・土地の地耐力や周辺環境を調査する

・土地の状況によって、活用方法が制限されることもある

3. 需要の調査 ・建物の需要を調べ、周辺地域の賃料相場を確認する

・アパート経営の場合、収益が見込めるか調査する

4. 経営計画の立案 ・専門家の提案を基に、建築予算や経営計画を立てる

・融資や収入、経費をシミュレーションする

5. 建築計画の作成 ・建築のスケジュールや契約内容を確認し、計画を作成する。

・融資を受ける場合は、金融機関に審査を依頼する。

6. 工事実施・検査 ・工事中に不明点があれば確認、必要に応じて是正を依頼し完了検査を行う

・工事中に入居者募集を開始する

7. 引き渡し・アフターサポート ・建物や賃貸管理を信頼できる管理会社に依頼する

・物件の宣伝も行い、経営をサポートする

アパート・マンション経営は計画から運営まで多岐にわたる作業を含みますが、しっかりとした準備と管理を行うことで、成功事例につながります。

成功事例1:地方都市でのアパート経営

以下は、周辺環境からしっかりと需要予測を行った成功事例です。

A市のB社は、地方都市の郊外に所有する土地を活用し、単身者向けのアパートを建設しました。周辺には大学や企業が多く、安定した賃貸需要が見込めると判断したのです。

実際、国土交通省のデータによると、地方都市でのアパート経営は、周辺の人口動態や主要企業の存在が成功の要因となることが多いです。適切な家賃設定と入居者の利便性を考慮した設備の導入により、高い入居率の維持につながるのです。

成功事例2:駅近マンションの高収益化

以下は、立地を生かした物件の強みをしっかりアピールすることで成立した成功事例です。

C市のD社は、駅から徒歩5分の好立地にある土地を所有していました。この立地を活かし、利便性の高いマンションを建設することで、高い賃料を実現しました。

実際、駅近のマンションはリセールバリューが高く、賃貸需要も安定していることがデータで示されています。

成功事例3:コンセプト型賃貸住宅の企画

以下は、事業計画時にターゲットをはっきり定め、それに特化したコンセプトを打ち出した成功事例です。

E市のF社は、子育て世帯をターゲットとしたコンセプト型賃貸住宅を企画しました。ファミリー向けの間取りや、共用のキッズスペースを設置するなど、入居者のニーズに合わせた設備を導入しました。

東京都の「子育て支援住宅認定制度」の成功事例からも、子育て世帯向けの賃貸住宅は高い需要があることが示されています。差別化戦略により、競合物件と比較して高い入居率と賃料を実現しています。

成功のポイント:長期的視点と賃貸需要の分析

これらの成功事例に共通するポイントは、以下の2点です。

1.長期的な視点に立った事業計画の策定
・一時的な収益ではなく、安定的かつ継続的な収益を目指す
・物件の維持管理やリフォーム、賃料変更などを見据えた資金計画を立てる

2.対象エリアの賃貸需要の綿密な分析
・ 周辺の人口動態や企業の動向を調査し、賃貸需要を的確に把握する
・ターゲットとなる入居者層を明確にし、そのニーズに合わせた物件を企画する

アパート・マンション経営では、立地や建物の仕様、設備など、さまざまな要素が収益性に影響します。専門家の知見を活用しながら、長期的な視点に立った事業計画を策定することが成功の鍵となります。

アパート・マンション経営をはじめ、これからの土地活用に必要な情報を網羅した資料をご用意いたしました!土地活用の初めの一歩として、本記事と合わせて、ぜひお読みください。

駐車場経営の成功事例

土地活用の選択肢として、駐車場経営は見逃せません。とくに都市部では、駐車場の需要が高く、安定した収益を見込むことができます。ここでは、駐車場経営の成功事例をいくつか紹介しながら、そのポイントを解説します。

駐車場経営を成功に導くための流れは、以下を参考にしてください。

1. 市場調査と需要分析 需要調査

・ターゲット地域の駐車需要を調査し、交通量や利用状況を確認する

・交通量や人の流れも把握し、需要の高いエリアを特定する

競合分析

・競合駐車場の数、立地、料金、サービスを調べ、競争力を明確にする

2. 設計と準備 駐車場の設計

・駐車スペースや出入り口を設計し、照明や防犯対策を整える

・必要に応じて、駐車場管理システムや決済システムを導入する

許認可の取得

・地域の規制を確認し、必要な許認可を取得する

3. 建設と整備 駐車場の建設

・設計に基づいて舗装工事や設備設置を行う

整備

・利用開始前に設備を整え、安全対策や案内表示を確認する

4. 運営と管理 入出庫管理

・入出庫を管理し、トラブル対応やメンテナンスを定期的に行う

料金設定と収益管理

・需要と供給を考慮して料金を設定し、収益性を高める工夫を行う

5. マーケティングと顧客サービス マーケティング戦略

・看板や広告、ネットプロモーションで認知度を上げる

顧客サービス

・清潔さを保ち、迅速な対応で利用者の満足度を高める

・定期的に利用者の声を聞き、改善を行うことで、リピーターを増やす

駐車場経営は初期投資が抑えられるため、比較的手軽に始められるビジネスですが、継続的な運営と管理が成功の鍵です。初期の計画と準備をしっかり行い、柔軟に対応することで安定した収益を上げることができます。

成功事例1:都市部でのコインパーキング

以下は、競合との比較や利用者の反応を見ながら柔軟に料金設定を行っている成功事例です。

G市のH社は、都心部の小さな空き地を活用し、コインパーキングを運営しています。周辺にはオフィスビルや商業施設が多く、平日は従業員用、休日は買い物客用の駐車場として、つねに高い稼働率を維持しています。

駐車場の設備はシンプルながらも、平日と休日で料金設定を変えたり、近隣の商業施設と連携して駐車料金のサービスを取り入れるなど料金設定を工夫することで、高い収益性を実現しています。

成功事例2:コインパーキングの上部空間を活用

以下は、需要調査や顧客サービスの側面から、空間をうまく活用した成功事例です。

I市のJ社は、コインパーキングの上部空間を活用し、収益性を高めています。具体的には、駐車場の上に空中店舗を建設し、賃貸しているのです。

この方法により、限られた土地を立体的に活用し、駐車場収入とテナント収入の両方を得ることに成功しています。

成功事例3:イベントスペースとしての活用

以下も、顧客サービスの側面から、空間をうまく活用した成功事例です。駐車場の認知を促進するマーケティングにも寄与している点が、見逃せません。

K市のL社は、都心部の駐車場を、平日の昼間はコインパーキングとして運営し、夜間や休日はイベントスペースとして貸し出しています。

フリーマーケットやフードフェスなどのイベント主催者に場所を提供することで、通常の駐車場収入に加えて、駐車場利用の少ない時期や時間帯も有効活用して、賃貸収入を得ています。この柔軟な発想が、収益性の向上につながっています。

成功のポイント:立地と需要のマッチング

駐車場経営で成功するためのポイントは、立地と需要のマッチングです。具体的には、以下の点に注意が必要です。

1.周辺の交通量や人口動態の把握

オフィスビルや商業施設、住宅地など、周辺環境を分析する
・平日と休日、昼間と夜間で、駐車場の需要がどう変化するかを予測する

2.競合する駐車場の調査と差別化

・周辺の駐車場の料金設定や設備、サービスを調査する
・独自の料金プランやサービスを導入し、競合との差別化を図る

3.柔軟な発想による収益化アイデアの検討

・駐車場の上部空間やイベントスペースとしての活用など、収益化のアイデアを探る
・土地の特性を活かした、ユニークな活用方法を考える

駐車場経営は、立地と需要を的確に捉えることが成功の鍵となります。不動産の専門家と連携し、市場調査を行いながら、最適な事業プランを立てることが重要です。

お持ちの土地が駐車場経営に向いているか知りたい、という方はぜひ一度お問い合わせください。その他の活用方法も含め、最適な土地活用をご提案いたします。

トランクルーム経営の成功事例

トランクルームは、個人や企業が荷物を保管するためのスペースを提供するサービスです。都市部を中心に需要が高まっており、比較的小規模な土地でも参入が可能であることから、土地オーナーにとって魅力的な選択肢と言えます。

トランクルーム経営の成功例の前に、以下の経営の流れを確認してください。

1. 市場調査と需要分析 需要調査

ターゲット地域のトランクルーム需要を調査し、競合と比較する

2. 設計と準備 トランクルームの設計

・使いやすく安全な収納スペースを設計する

許認可の取得

・必要な許認可を確認し、手続きを行う

3. 内装工事と設備導入 内装工事

設計に基づいて内装工事を行う

・収納ユニットの設置や防犯設備の取り付け、空調設備の整備などを行う

設備導入

・セキュリティや空調などの設備を導入し、管理システムを整える

4. 運営と管理 料金設定と契約管理

・需要と供給のバランスを見ながら、料金設定を行う

・利用者との契約内容を明確にし、定期的に契約の見直しを行う

日常管理とメンテナンス

・清掃や点検、利用者からの問い合わせ対応を行い、施設を維持する

5. マーケティングと顧客サービス マーケティング戦略

効果的なマーケティング戦略を立て、利用者を増やす

・割引キャンペーンや紹介制度を導入することで、新規顧客の獲得とリピーターの増加を図る

顧客サービス

・利用者の満足度を高めるために、トランクルームの清潔さを保ち、迅速かつ丁寧な対応を心がける

トランクルーム経営は、継続的な運営と顧客サービスの向上が成功の鍵となります。市場の変化に柔軟に対応し、利用者のニーズに応えることで、安定した収益を上げることができます。

成功事例1:住宅街でのトランクルーム運営

以下は市場調査を活かしてニーズを開拓した成功事例です。

M市のN社は、住宅街の一角にある土地を活用し、個人向けのトランクルームを運営しています。周辺にはファミリー世帯が多く、子どもの成長に伴って不要になった家具や家電の保管需要が高いことに着目しました。24時間利用可能な安全性の高い施設を提供することで、地域住民から支持を得ています。

成功事例2:オフィス街でのビジネス向けトランクルーム

以下も、市場調査を活かしてニーズを開拓した成功事例です。

O市のP社は、オフィス街の中心部にビジネス向けのトランクルームを開設しました。周辺には中小企業が多く、オフィスの書類や備品の保管スペースが不足していることを見越しての参入です。

法人向けの大型区画を用意し、専用の搬入口や荷台を設置することで、利便性の高いサービスを提供しています。

成功のポイント:ニッチ市場の開拓

これらの成功事例に共通するのは、トランクルーム需要のニッチ市場を開拓している点です。単に「トランクルームを作れば良い」というわけではなく、立地に合わせたターゲティングと、きめ細やかなサービス設計が求められます。

具体的には、以下のような点がポイントとなります。

1.地域の特性とニーズの把握
住宅街なのか、オフィス街なのか、周辺の人口構成や産業構造を分析する
・地域住民や企業が抱える保管ニーズを的確に捉える

2.ターゲットに合わせた施設設計とサービス提供
・個人向けなら利便性と安全性、企業向けなら大型区画や搬入のしやすさを重視する
・24時間利用可能、オンライン契約、セキュリティ対策など、付加価値の高いサービスを提供する

3.需要の変化を見据えた事業展開
・高齢化に伴う生前整理需要、テレワークの普及による書類保管需要など、社会の変化を捉える
・需要の変化に合わせて、施設やサービスを柔軟に進化させていく

トランクルーム市場は今後も拡大が見込まれており、参入の余地は大いにあると言えます。ただし、成功するためには、不動産の専門家による市場調査と、地域のニーズに合わせたきめ細やかな事業計画が不可欠です。

田舎でも成功する土地活用のアイデア

都市部だけでなく、田舎の土地でも有効活用の方法はたくさんあります。自然豊かな環境を活かしたキャンプ場経営や、観光地での需要を見込んだコインランドリー経営など、地域の特性に合わせたアイデアが成功の鍵を握ります。

ここでは、田舎で実際に成功している土地活用の事例を紹介しながら、そのポイントを解説します。都市部とは違った視点が必要な田舎の土地活用について、一緒に考えてみましょう。

キャンプ場経営の流れと成功事例

成功事例の前に、キャンプ場経営を進める流れは、以下のステップに分けられます。

1. 市場調査と需要分析

需要調査

観光客や地元住民のアウトドア活動に対する需要、既存のキャンプ場の状況、競合施設の数やサービス内容を確認する

競合分析

競合の調査結果をもとに、自分のキャンプ場の強みや差別化ポイントを明確にする

2. 設計と準備 キャンプ場の設計

・顧客ニーズに合わせてキャンプ場のレイアウト、共用施設(シャワー、トイレ、炊事場など)の配置を計画する

許認可の取得

地域によっては、キャンプ場の運営に許認可が必要な場合がある

・自治体の規制を確認し、必要な手続きを行う

3. 設備工事と整備 設備工事

・設計に基づいて、キャンプ場の整備、共用施設の建設、電源や水道などのインフラ整備を行う

整備

・利用開始前に、設備の動作確認や整備を行う

・安全対策や案内表示の整備も重要

4. 運営と管理 ホームページの運営

予約システムの導入、チェックイン/チェックアウトの手続きなど、運営管理を行う

設備管理

・日常的な設備の点検、清掃、メンテナンスを行い、施設の快適さと安全性を維持する

5. マーケティングと顧客サービス マーケティング戦略

インターネット広告、SNS、旅行サイトへの掲載などを行い、キャンプ場の認知度を高める

・シーズンごとのキャンペーンやイベントの実施も効果的

顧客サービス

利用者の満足度を高めるために、キャンプ場の清潔さを保ち、問い合わせやトラブルに対して迅速に対応する

・定期的に利用者のフィードバックを収集し、サービス改善に努める

キャンプ人気に便乗するだけではなく、長期的な経営視点や独自サービスによる差別化を目指しましょう。

成功事例1:自然豊かな田舎でのキャンプ場運営

郊外や地方にある土地を活用し、自然を満喫できるキャンプ場の運営は、近年増加傾向にあります。今まで眠っていた土地を、都市部からアクセスしやすい立地でありながら、豊かな緑と清流に囲まれた環境をうまく活かして成功する例が増えています。

季節ごとのイベントや地元産の食材を使ったBBQプランなど、自然を活かしたサービスが、ブームに左右されず継続して人気を集めるポイントです

成功のポイント:田舎の地域資源の活用と差別化戦略

田舎でキャンプ場経営を成功させるためには、その土地ならではの地域資源を最大限に活用することが重要です。

1.自然環境の魅力を引き出す
・美しい景観、豊かな緑、清らかな水などの自然の魅力をアピールする
・散策路の整備や環境学習プログラムの提供など、自然を楽しむ工夫を凝らす

2.地域の特産物や文化を活かす
・地元の食材を使ったバーベキューや郷土料理の提供
・地域の伝統工芸や祭りなど、文化体験プログラムの企画

3.他のキャンプ場との差別化を図る
・「星空が美しいキャンプ場」「ペット同伴可能なキャンプ場」など、独自の特徴をアピール
・グランピング風の設備や、キッズ向けのアスレチック施設など、付加価値の高い設備を導入

コインランドリー経営の流れと成功事例

まず、成功につながるコインランドリー経営を進める流れは、以下を参考にしてください。

1. 市場調査と需要分析

需要調査

最初にターゲット地域のコインランドリー需要を調査する

・人口密度、住宅環境(集合住宅が多ければなお良い、近隣の競合施設の状況を把握する

・周辺の生活スタイルや交通量も考慮し、コインランドリーの需要を分析する

競合分析

競合の数や料金、サービス内容を調査し、差別化のポイントを明確にする

2. 設計と準備 コインランドリーの設計

店舗のレイアウトを計画し、利用者が快適に過ごせる空間を設計する

許認可の取得

・コインランドリーの運営に必要な許認可を確認し、消防法や衛生管理の手続きを行う

3. 機器導入と設置 機器選定

信頼性の高い洗濯機や乾燥機を選定する

・エネルギー効率やメンテナンスの容易さも考慮する

設置工事

・機器の設置と電気・配管工事を行い、スムーズな運営を整える

4. 運営と管理 店舗運営

営業時間の設定、料金の設定、利用方法の案内表示を整備する

・無人運営が主流だが、初期段階ではスタッフを配置して顧客対応を行うこともある

設備管理

・日常的な設備の点検、清掃、メンテナンスを行い、機器の故障を未然に防ぐ

5. マーケティングと顧客サービス マーケティング戦略

インターネット広告、SNS、地域のフリーペーパーへの広告掲載などを行い、コインランドリーの認知度を高める

顧客サービス

・利用者の満足度を高めるために、店舗の清潔さを保ち、設備の不具合に対して迅速に対応する

成功事例1:田舎の観光地×コインランドリー経営

以下は、市場調査で通常の市街地にはないニーズを掘り起こした成功例です。

田舎の観光地×コインランドリー経営の観光地、とくに温泉地などの宿泊施設が多いエリアでは、大型のコインランドリーの需要があります。この需要に着目し、観光客向けにサービスを提供するコインランドリーでニーズを掴むことに成功しました。深夜まで営業し、大容量の乾燥機を備えるなど、利用者のニーズに合わせたサービスを提供して、稼働率を上げています。

成功のポイント:利用者ニーズの把握と利便性向上

田舎でコインランドリーを経営する際は、地域の特性を踏まえた利用者ニーズの把握が欠かせません。

1.地域の生活環境を調査する
・周辺の宿泊施設や住宅事情を把握し、潜在的な利用者層を見極める
・観光シーズンによる需要の変動を予測し、営業時間や設備を最適化する

2.利用者の利便性を高める工夫をする
・大型洗濯機や乾燥機の導入、洗剤の自動投入システムなど、利便性の高い設備を整える
・スマートフォン決済や予約システムの導入など、利用者の利便性を高めるサービスを提供

3.周辺施設との連携を図る
・宿泊施設との提携による割引サービスの実施
・地域のイベントや観光スポットとのタイアップ企画など、相乗効果を生む取り組み

田舎の土地活用は、都市部とは異なる発想が求められます。地域の資源や特性を活かし、利用者のニーズをしっかりと捉えることが成功への第一歩となります。一方で、事業計画の立て方や各種規制への対応など、専門的な知識も必要不可欠です。

土地活用の失敗例とその対策

土地活用は大きな収益を生み出す可能性がある一方で、リスクも伴います。事前の準備や計画が不十分だと、思わぬトラブルに見舞われることもあるのです。ここでは、土地活用の失敗例をいくつか紹介しながら、その原因と対策について解説します。失敗事例から学ぶことで、土地オーナー様が安心して土地活用に取り組めるようサポートいたします。

よくある失敗例とその原因

土地活用における失敗要素は多岐にわたります。これらをしっかりと把握し、適切な対策を講じることが成功への鍵となります。以下に、おもな失敗要素を詳しく説明します。

以下で失敗例と、その原因を整理しましょう。

1. 市場調査の不足
不十分な需要分析

土地活用を始める前に、地域の需要を正確に把握する

・需要のない土地の場合、空室率が高くなり、収益が上がらないリスクがある

競合分析の欠如

競合分析を怠ると差別化が難しく、顧客獲得が難しい

・競合の強みと弱みを把握し、自分のプロジェクトの優位性を明確にすることが必要

2. 法的規制の無視 法規制の確認不足

・法規制を無視して計画を進めると、あとから修正が必要になり、大きなコストが発生する可能性がある

許認可の取得ミス

・必要な許認可を取得しないまま工事や運営を開始すると、違法行為となり、計画が頓挫するリスクがある

3. 資金計画の甘さ 資金不足

・初期投資や運営資金の見積もりが甘いと、途中で資金が枯渇し、プロジェクトが頓挫するリスクがある

借入金の返済計画不備

・借入金の返済計画が不十分だと、返済が滞るリスクがある

4. 事業計画の不備 収益モデルの誤算

・収益予測が甘いと、実際の収益が計画を大きく下回るリスクがある

運営ノウハウの欠如

・運営に関する知識や経験が不足していると、日常業務のトラブルや顧客対応に苦慮する可能性がある

5. リスク管理の欠如 環境リスクの無視

・自然災害や環境変動に対するリスク管理を怠ると、予期せぬ事態に対応できない可能性がある

経済リスクの軽視

・経済状況の変動や金利の上昇など、外部要因によるリスクも考慮する必要がある

6. コミュニケーション不足 ステークホルダーとの連携不備

・地元住民や自治体とのコミュニケーション不足は、プロジェクトの進行に障害をもたらす可能性がある

顧客対応の遅れ

・顧客からのフィードバックを無視したり、対応が遅れたりすると、信頼を失い、顧客離れが起こるリスクがある

失敗例1:需要予測の誤りによる空室問題

U市のV社は、郊外の土地にアパートを建設しましたが、入居率が50%を下回り、空室が目立つ状況が続いています。市場調査の不足が原因です。立地や家賃設定、間取りなどが、地域の賃貸需要に合っていなかったのです。

地域としての空室率は、新築物件の供給の多さから低いが、実際にはニーズのズレや利便性の良くない物件は空室が多かったということも考えられます。

毎年3月末や9月末の繁忙期終了時点で成約していない物件は、決まりにくい要素を持つ可能性があるため、どのような物件か参考に調査してみるのも良いでしょう。

失敗例2:資金計画の甘さからくる資金繰りの悪化

W市のX社は、駐車場経営に乗り出しましたが、思うように収益が上がらず、資金繰りが悪化しています。初期投資の額や返済計画を甘く見積もったことが原因です。設置機器の不具合や看板の追加など、想定外の支出が重なり、事業の継続が難しい状況に陥っています。

駐車場経営は、マンション・アパート経営と比較してトラブルが生じる可能性は低いとされていますが、適切な資金計画と運営管理が不可欠です。

失敗例3:法規制の見落としによるトラブル

Y市のZ社は、所有する土地にレンタルボックス(トランクルーム)を設置しましたが、建築基準法の規制に抵触していたことが発覚し、営業停止に追い込まれました。国土交通省の通達によると、「随時かつ任意に移動できないコンテナは、その形態及び使用の実態から建築基準法第2条第一号に規定する建築物に該当する」とされていますが、Z社は建築確認を怠ったことが原因で、違反状態の是正には多額の費用がかかり、事業計画が大きく狂ってしまいました。

失敗を避けるための対策方法

これらの失敗例に共通するのは、事前の調査や計画が不十分だった点です。土地活用を成功させるためには、以下のような対策が欠かせません。

1. 綿密な市場調査と需要予測
地域の人口動態や経済状況を分析し、賃貸需要を的確に予測する

・競合物件の状況を調査し、適切な家賃設定や設備・サービスを検討する

2. 現実的な資金計画の策定 ・初期投資や運転資金、返済計画など、資金面を詳細に検討する

・想定外の支出に備えて、適度な余裕を持った計画を立てる

3. 関連法規の確認と対応 都市計画法、建築基準法、消防法など、関連法規をもれなく確認する

・必要な許認可の取得や、違反状態の是正を速やかに行う

・消防法令や建築基準法令の遵守状況を定期的にチェックする

4. 専門家の知見の活用 ・不動産の専門家や建築士、税理士などの専門家に相談し、アドバイスを求める

・事業計画の策定から運営まで、専門家の知見を積極的に活用する

土地活用は、大きなチャンスである反面、リスクも伴う取り組みです。失敗事例から学び、綿密な事前準備と専門家の支援を得ることで、そのリスクを最小限に抑えることができます。

土地活用についての最新Tipsをまとめた資料をご用意いたしました。ぜひダウンロードしてお読みください。

土地活用の準備と注意点

土地活用を検討する際、事前の準備と注意点を押さえておくことが大切です。とくに重要なのが、資金計画の立て方とシミュレーションです。収支の見通しを立てることで、無理のない土地活用が可能になります。

また、土地活用を始める前のチェックポイントを確認し、トラブルを未然に防ぐことも欠かせません。ここでは、土地活用の準備と注意点について、プロの視点から解説します。

資金計画の立て方とシミュレーション

土地活用の成功には、綿密な資金計画が不可欠です。事業の収支を正確に把握することで、適切な投資判断ができるようになります。資金計画を立てる際は、以下の手順を踏むと良いでしょう。

1.初期投資額の算出
・ 建設費、設備費、設計費など、事業開始までに必要な資金を洗い出す
・自己資金と借入金の割合を決め、調達方法を検討する

2.収支シミュレーションの実施
・賃料収入や駐車場収入など、予想される収入を算出する。(住宅・土地統計調査によると、東京都の平均家賃は約9万円/月)
・管理費、修繕費、借入金の返済など、運営にかかる支出を見積もる。(一般的に、年間の修繕費は建物価格の1〜2%程度、管理費は入居中の家賃の5%程度を見込む)
・収支バランスを確認し、事業の採算性を判断する。(通常、投資利回りが3〜5%以上あれば採算が取れると考えられている)

3.キャッシュフロー計画の作成
・月次や年次の資金の流れを予測し、資金繰りを管理する
・不測の事態に備えて、余裕資金を確保しておく

資金計画の作成には、専門的な知識が必要です。不動産の専門家や税理士など、専門家のアドバイスを受けながら進めることをおすすめします。

土地活用を始める前のチェックポイント

土地活用を始める前に、以下のようなチェックポイントを確認しておきましょう。

1.法的規制の確認
・都市計画法や建築基準法など、関連法規を確認する。(建築基準法では用途地域ごとに建築可能な建物の種類や規模が定められている)
・地域の条例や規制にも注意を払う。(建物の高さ制限や景観条例による色彩規制などがある場合がある)

2.周辺環境の調査
・周辺の交通量や人口動態など、立地条件を調べる
・同業他社の動向や、地域の需要を把握する

3.土地の権利関係の整理
・土地の所有権や境界線を確認する
必要に応じて、測量や登記の手続きを行う

4.事業パートナーの選定
・設計事務所や建設会社など、信頼できるパートナーを見つける
・管理会社や運営会社との提携も視野に入れる

これらのチェックポイントを押さえておくことで、土地活用の準備がスムーズに進められます。わからないことがあれば、専門家に相談するのが良いでしょう。

まとめ:成功例から学ぶ土地活用のポイント

これまで、土地活用のさまざまな方法や成功事例、失敗例とその対策、そして準備や注意点について解説してきました。最後に、これらの内容を振り返りながら、土地活用を成功させるためのポイントをまとめました。

土地オーナー様が、自信を持って土地活用に取り組めるよう、一つ一つ確認してみましょう。

成功例から学ぶ重要なポイント

土地活用の成功例から学べる重要なポイントは、以下のとおりです。

1.立地や需要に合わせた活用方法の選択
周辺環境や賃貸需要を分析し、最適な活用方法を選ぶ
・地域の特性を活かした差別化戦略を考える

2.綿密な事業計画の策定
・収支シミュレーションや資金計画を綿密に立てる
・専門家のアドバイスを受けながら、現実的な計画を作る

3.適切な運営・管理体制の構築
・信頼できる事業パートナーを選ぶ
・入居者やテナントのニーズに合わせたサービスを提供する

4.柔軟な発想と継続的な改善
・時代の変化や需要の変化に合わせて、事業内容を柔軟に見直す
・つねに改善を心がけ、より良い土地活用を目指す

これらのポイントを押さえることで、土地活用の成功確率が高まります。

土地活用で失敗しないための心構え

土地活用で失敗しないためには、以下のような心構えが大切です。

1.リスクを正しく理解する
・土地活用にはリスクが伴うことを認識する
・リスクを最小限に抑えるための対策を講じる

2.専門家の力を借りる
・不動産の専門家や税理士、建築士など、専門家のアドバイスを積極的に求める
・自分だけで抱え込まず、適切なサポートを受ける

3.長期的な視点を持つ
・一時的な収益だけでなく、長期的な安定性を重視する
・事業の継続性を見据えた計画を立てる

4.柔軟な姿勢を維持する
・事業環境の変化に柔軟に対応する
・必要に応じて、計画の修正や方針の変更を行う

土地活用は、大きなチャンスであると同時に、責任も伴う取り組みです。適切な準備と専門家のサポートは、失敗のリスクを軽減するのに役立ちますが、完全に排除することはできません。

フィル・カンパニーでは、豊富な実績をもとにオーナー様の土地に合わせた土地活用をご提案いたします。また、企画から運営までフルサポートいたしますので、安心して土地活用をスタートしていただけます。ぜひ一度、現在のお悩みや理想をお聞かせください。

この記事の監修者

垣内 典之

株式会社 PROPUP 代表取締役/一級建築士

石川県金沢市出身。千葉大学大学院修了(建築学)。建築設計監理からキャリアをスタート、環境性能に係る設計審査業務、企業不動産(CRE)戦略、ファシリティマネジメント(FM)コンストラクションマネジメント(CM)等を経験。建築・不動産・ITを横断的に繋げ、高次元のプロパティ・マネジメントを実現するべくPROPUPを設立。

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